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日々思うことをつれづれなるままに書いています


by eukaryo
政治 - エキサイトニュース
朝霞の国家公務員宿舎建設について、安住財務相は5年間の建設凍結後に中止もあり得るとの考えを明らかにしたそうです。
今回の朝霞の公務員宿舎の建設問題ですが、建設の是非よりも建設するか否かを決定するプロセスが問題と思われます。野田総理は先の国会で建設は必要と答弁したばかりですが、マスコミに大きく取り上げられ世論の風向きが逆風と見るや、一転して凍結を決めました。公務員宿舎の問題ははっきりいって末節の問題なので、このような迷走も笑って見過ごされますが、今後、復興の財源やTPPの加入、税と社会保障改革など、今後の日本の行方を決める決断を迫られる場面が必ず訪れます。そういった問題で今回のようなその場の世論の風向きまかせな対応をすると、将来に禍根を残すことにもなりかねないでしょう。
自民党時代は密室でなんでも決めてしまいがちという意思決定プロセスの不透明さが問題でしたが、政権交代後、民主党政権では意思決定プロセスの不可解さと言うか非合理性が問題のように思います。日本の意思決定の予測不可能性を対外的に印象付けているようで、これは国益を損ねる危険があるように思います。
# by eukaryo | 2011-10-04 13:47 | 政治

政権交代の効用

政治 - エキサイトニュース
小宮山厚労相がたばこ増税の意向を示したことについて、安住財務相は小宮山氏の個人的見解として承ると述べたそうです。小宮山厚労相本人はたばこ税の所管は財務省にあるとしてトーンダウンしているようです。
言いっぱなしで直後に軌道修正と言うのが、民主党のお家芸のようになっています。菅直人前首相からしてそうだったところをみると、これは各大臣の個人的な資質と言うよりは、民主党の意思決定プロセスの問題と言えそうです。
政権交替の意義の一つに、意思決定プロセスが変わるということがあったと思います。根回しによる不透明な意思決定から、オープンな議論によるそれへと変わるのではないかとの期待があったと思います。しかし、いざ民主党政権になってみると、オープンと言うよりはその場の思いつきのだだ漏れ状態という様相を呈して、却って重要な意思決定が出来なくなっているように思います。
結局は元の黙阿弥、事前の根回しが大事よねと言うところに落ち着きそうな気配です。民主党に政権が代わって時間が経つに連れ、民主党の自民党化が進んでいるような気がするのは気のせいでしょうか。今後、民主党の自民党化が一層進んで、今の日本で政権運営するには、従来の自民党型の統治しか不可能と言うことが明らかになるとすれば、それも政権交代の成果ということになるんでしょうか。4年間の壮大な社会実験の成果がこれでは、ちょっと空しい気もします。
# by eukaryo | 2011-09-06 13:40 | 政治

次の代表に望むこと

政治 - エキサイトニュース
菅直人首相の後継代表を決める民主党の両院議員総会が29日開かれ、午後には新代表が選出されるそうです。新代表は30日の衆院本会議で首相に指名されることになります。
小沢―鳩山グループに支持された海江田サンが一歩リードのようです。誰が代表に選ばれても、ねじれ国会のもとで震災復興や財政再建など難しい問題のかじ取りを強いられることになります。ただ、現在取りうる政策の自由度はかなり低いと思われるので、誰が総理になってもやるべきことはそれほど違いがないようにも思います。ただ、やるべきことの多くが、増税や社会保障の給付減など理屈では必要性を説明できても政治的に実現困難な課題なのが問題です。
党代表と言えば選挙の顔としての役割が期待されます。選挙のことを考えれば、選挙民に不人気な政策はなかなか掲げられなくなります。しかし民主党にとっては残念なことですが、次の選挙で民主党が勝つ確率はよほどの大逆転が起こらない限り0に近いように思います。解散総選挙に打って出られるのは、新内閣発足時の御祝儀支持率のときのみと思われます。この機を逸すると後はいつもの支持率右肩下がりコースで、解散は不可能になるでしょう。この際次の代表は周囲に何を言われようとも任期満了まで務めてもらい、選挙のことは考えずに不人気政策を実現しておいて欲しいと思います。先送りももう限界にきていると思います。それしか有権者おいてけぼりのこの代表選を有意義にする方法は無いでしょう。
# by eukaryo | 2011-08-29 12:04 | 政治

願えば叶う、何事も

政治 - エキサイトニュース
昨日、菅直人首相が脱原発社会の実現を目指すと記者会見で表明したことについて、枝の官房長官は遠い将来の希望を語ったものと説明したそうです。
原発の依存度を減らすことに異を唱える日本人は今の時点でごく少数と思われるので、脱原発社会を目指すと言う方向性自体は良いとして、問題は原発の代替エネルギーをどうするのかと言ったエネルギー政策の具体的な中身になるわけですが、それについては昨日の記者会見では内容に乏しかったようです。
まず”脱原発”と願望となるスローガンを掲げて、そこに至る政治的プロセスは後から考える、あるいは現場に丸投げと言うやり方は、”TPP参加”などと同じで菅サン得意のやり方なのかも知れません。しかし”最低でも県外”と言っていた沖縄普天間基地の移転問題でも同じだったところを見ると、菅サンのというよりどうも民主党政権のやり方と考えたほうが良さそうです。
まるで発言さえすればそれがそのまま実現するかのような思考方法が言いっぱなしとの批判を招いているようですが、考えてみると”政権交代”と念仏のように唱えているうちに実現して出来たのが今の民主党政権なわけで、ある意味言いっぱなしを体現している政権と言えるかも知れません。過去の成功体験からなかなか抜け出せないのは個人でも組織でも同じだとすると、民主党が政権党の間は言いっぱなしの政治が続くと言うことでしょうか。
# by eukaryo | 2011-07-14 14:35 | 政治
政治 - エキサイトニュース
内閣不信任案否決後に菅首相が退陣時期について年明けとの意向を示したことに対して、鳩山前首相がペテン師まがいと厳しく批判したそうです。
菅サンは退陣の意向こそ表明しましたが、その時期については震災と原発の問題に目処がついたらと、最初から曖昧にして言質を与えませんでした。目処がつかなければ何時までも辞めないと言うことなので、菅サンにはもはや震災からの復旧を急ぐ、あるいは福島の原発を早期に安定化させるインセンティブが無くなったと言うことになります。せめて問題を長期化させるインセンティブにならないことを祈るのみです。
# by eukaryo | 2011-06-03 12:42 | 政治