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by eukaryo

なぜこのタイミングで問責なのか?

Excite エキサイト : 政治ニュース
昨日、参院で首相問責決議案が野党の賛成多数で可決されたのを受けて、今日は衆院で内閣信任決議案が可決されるそうです。
僕は首相問責決議案は提出されることはないだろうと予想していたので、自分の不明を恥じていたところです。なぜこのタイミングなのか、民主党の狙いは何なのか未だに良く解りません。
党内の引き締めと選挙民の関心を引くためと思われますが、解散総選挙に打って出られる状態でないことは明らかなので、問責決議案が提出されたところでハナから無視されることは民主党も重々承知の助でしょう。むしろ、解散総選挙に追い込めない手詰まり感を際立たせる結果になるように思います。
支持もされていない総理が長々と政権の座に居座り、野党はそれを攻めあぐね、その間ねじれ国会は機能麻痺、こういう状態では選挙民のいらだちが募るばかりです。そこで政界再編論議を盛り上げようと言うハラなのかも知れません。
議員にとって選挙は相当なストレスでしょう。逆風となればなおさらで、政界再編で風向きが変わることを期待しているセンセイは与党の中に相当数いると思います。一方の野党も寄せ集め集団で、どう見ても相容れない考えの人たちが同居しているので、再編話が盛り上がってくればそれに乗ってくる人たちも一定以上出てくるでしょう。
今回の問責は、民主党内で自民党との相乗り路線に走る勢力を牽制し、対決姿勢を際立たせる意味合いがあると指摘されたりもしていますが、むしろ再編論議を高めるためなのかも知れません。選挙は政界再編で世間の目線が変わってからと言うことでしょうか。
by eukaryo | 2008-06-12 09:42 | 政治