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スペシャリストvsジェネラリスト

Excite エキサイト : 政治ニュース
中山成彬国土交通相は28日の臨時閣議に先立ち、一連の問題発言の責任を取り、麻生太郎首相に辞表を提出したそうです。在職5日は戦後二番目に早い辞任だそうです。
中山発言の中身の是非についてはいろんな考え方があるでしょうが、それよりも何よりも、国交相になった後も中山サンの頭の中では文部行政が専らになっていたように見えることが大きな問題だと思われます。成田のごね得発言は日教組批判のおまけのようで、ごね得発言と単一民族発言については撤回していますが、日教組批判は撤回しませんでした。
官僚制の打破は政治の最重要課題の一つです。どの政党が政権を取ろうと、誰が総理大臣になろうと、その重要度に変わりはないでしょう。そこで問題になるのは、役人と言う専門職と、非専門家の政治家が戦わねばならないと言うことです。
役人は一つの行政分野に専従する専門家ですが、政治家は違います。社会が高度化、複雑化するにつれて、行政のシステムも複雑化しています。人間の事務処理能力に限界がある以上、専門家以上に当該分野に精通したジェネラリストは存在し得ません。東大法学部卒の中山サンをもってしても、文部行政から頭の切り替えが困難だったようですが、道路財源の一般財源化を控えたこの時期に、日教組解体で頭がいっぱいの国交相では役人と渡り合えないでしょう。
官僚機構と戦うためには政治家も特定の行政分野に精通したスペシャリストにならざるを得ません。しかしそれは旧来の族議員化へ逆戻りの危険をはらみます。なので政治家のスペシャリスト化を避けながら役人と戦う方法を考えなければなりません。その方法は、逆に役人側のスペシャリスト化を妨げてしまうことです。省庁横断的に人事異動を行うことで、特定の行政分野のスペシャリストとなることを妨げることが出来ます。役人は全て政府に一括して雇用され、どの省庁に配属されるかはローテーションでぐるぐる回すものとすれば良いでしょう。特定省庁への利益誘導のインセンティブを下げる効果もあり一石二鳥と思われます。天下りの問題も解決するでしょう。
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by eukaryo | 2008-09-28 11:48 | 政治