日々思うことをつれづれなるままに書いています


by eukaryo

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危険水域

Excite エキサイト : 社会ニュース
イージス艦の情報流出に関して事情聴取を受けていた一等海尉が、聴取後に逃亡し23日から行方不明になっているそうです。
情報流出から守屋事務次官の逮捕、そして漁船との事故と不祥事続きの海自ですが、暴力装置たる自衛隊の統制が機能不全に陥っており、極めて憂慮すべき事態と思われます。事態の重大さもさることながら、首相官邸の認識の甘さ、対応の鈍さもまた度を越してひどいと思います。防衛省の組織改革について有識者会議に諮るなどと悠長なことを言っている場合ではなく、すぐにでも具体的な行動が必要でしょう。
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by eukaryo | 2008-02-29 16:23 | 政治

すぐばれる嘘は最悪

Excite エキサイト : 社会ニュース
イージス艦と漁船の衝突事故ですが、石破防相らがイージス艦の航海長から事情聴取をしていた問題で、海上保安部からの了解は確認できなかったそうです。海上幕僚長らの報告が虚偽だった疑いが強まっており、石破サンの引責辞任は避けられない情勢のようです。
情報工作や隠蔽の意図があったかどうかについては、現時点でまだはっきりしない部分もあります。もちろん情報工作や隠蔽などはあるまじき行為ですが、それにしても事故後の自衛隊側の対応のまずさばかりが目に付きます。航海長の事情聴取の了解を海保から得ていたかどうかについては、下手に嘘をついても海保と口裏あわせがきちんと行われていなければすぐにばれるに決まっています。時間稼ぎにもなりません。その場しのぎのために、すぐばれる嘘をつくのは小学生低学年の行動と思いますが、イージス艦に搭乗する精鋭たちも事故に際してやることは小学生低学年レベルでしょうか。
事故後の自衛隊の対応を見ていると、自衛隊には不測の事態に対応する能力がまったく欠如しているのではないかとすら思えます。いったん紛争が始まれば不足の事態の連続でしょう。今の自衛隊では到底対処できないように見えます。機密情報のずさんな扱いといい、今回の対応といい、今の自衛隊と言う組織に国防を担う能力があるのか疑問に思えます。自衛隊のように使わないことが理想的な組織においては、外からどう見えるかが実際の能力の有無よりも重要なことだってあるでしょう。今の自衛隊はまったくのダメ組織に見えます。防衛相の首を挿げ替えるだけでは修正不可能なんじゃないでしょうか。
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by eukaryo | 2008-02-28 09:14 | 社会
Excite エキサイト : 社会ニュース
中国産冷凍餃子から新たに微量のパラチオンが検出されたそうです。混入ルートの解明に至らぬまま、検出された薬品の種類が増しており、汚染は広まる一方な印象です。
今回の中国産食品の問題については、早く全容を解明して対策を講じて欲しいところですが、食品の汚染と言う点で考えると世界的な広がりを持つ問題でもあります。
世界で60億人分の胃袋を満たすためには、農業の工業化が必要不可欠です。すべての作物を無農薬や有機栽培だけで賄うことは不可能で、多かれ少なかれ農薬や殺虫剤の類を使用せざるを得ないのが現状です。つまり何かを食べると言う行為はすなわち、化学物質を体内に取り込む行為となります。ここで問題なのは化学物質の相互作用です。各薬剤については動物実験などを元に安全基準が設けられてあると思いますが、体内で複数の化学物質が混ざった時にどのような相互作用が生じるのかまでは調べているわけではないでしょう。各薬剤が基準値以下でも、重なって体内に蓄積することで予想外の作用をもたらす可能性がなきにしもあらずと思います。
農薬メーカーは自社製品の安全については責任を持たなければなりませんが、他社の製品との相互作用までは責任を持たないでしょう。使用される薬剤の種類が多くなれば、組み合わせの数はすぐに膨大な数に上ります。このように複合的な汚染に関する研究は、企業任せではとても追いつかないので、公的な研究機関や大学などの出番となります。そこで大事になるのが研究機関の独立性です。企業からお金をもらっているから企業に不利になるようなデータの公表は差し控えると言うようなことがあってはなりません。
先ごろ、トヨタや三菱東京UFJ銀行など大企業が基金を作り、東京大学の研究を支援することが発表されました。東京大学の研究が充実するならば良いことだと思いますが、研究の独立性が損なわれては大学の存在意義自体が危うくなります。企業側には金は出すが口は出さないと言うスタンスを貫くことが求められます。
話がわきに逸れましたが、日本の研究機関は化学物質の測定など高い技術を備えているので、複合的な汚染の研究でも世界をリードして欲しいものです。
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by eukaryo | 2008-02-24 10:47 | 社会

人数を知ったところで

Excite エキサイト : 政治ニュース
沖縄の女子中学生暴行事件を受けて、再発防止策として基地外に住居する米軍関係者の人数を各自治体に知らせることなどを決めたそうです。
基地外居住者数が自治体に解ったところで犯罪防止に役立つとは到底思えません。どういう理屈で居住者数が解ると犯罪の抑止効果を持つのか説明してほしいものです。日本で犯罪を犯せば日本の警察に逮捕され、日本の法律で裁かれ、日本の刑務所に入るとすれば、かなり犯罪の抑止になるでしょう。それができない以上、在日米軍による犯罪は後を絶たないものと思われます。
基地を受け入れる自治体はそのデメリットと、補助金と言うメリットとを秤にかけて受け入れの是非を決める必要があります。経済的に立ち行かなくなる自治体は今後増えてくるでしょうから、在日米軍関係者の起こす犯罪と言うデメリットを差し引いても、補助金がどうしても必要と言う自治体は必ず出てくるでしょう。経済はジリ貧で地方自治体は青息吐息と言うほうが政府にとっては都合が良いのかも知れません。
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by eukaryo | 2008-02-22 14:22 | 社会

縦割り行政の理由

Excite エキサイト : 政治ニュース
安倍晋三サンの提唱で首相官邸の情報機能強化を議論してきた”情報機能強化検討会議”が最終報告書を決定したそうです。それによると日本版のCIAとなる”対外情報庁”の設立などは見送られるようです。
政府には現在、警察庁、外務省、防衛賞、公安調査庁を中心とした内閣情報会議、合同情報会議があり情報分析に当たっていますが、各組織の情報の出し渋りのため実効性は上がっていないようです。
縦割り行政の弊害は、情報分析の問題に限らずありとあらゆるところで見られます。食品への農薬混入問題でも、農水省、厚労省、外務省の連携は十分とは言いがたいでしょう。ここで問題になるのは情報の拡散と価値の関係です。
誰でも知っている事柄はそもそも情報としての価値を持ちません。各省庁は自らの持つ情報を出さないことで情報の希少価値を高め、ひいては組織の価値を高めようと努めます。ここでは情報の拡散性と価値とが反比例の関係になっています。
一方、情報には利用されることで価値を生む側面があります。薬害肝炎問題で厚労省が死蔵させていたフィブリノゲン製剤投与の記録ですが、あの情報が周知され感染拡大に利用されていれば情報としての価値が飛躍的に高まっていたはずです。ところが実際には死蔵させていたので何の価値も生み出していません。このことは情報は広められて始めて価値が生まれることを示しています。
このように情報には広めないことで価値の高まる面と、広めることで価値の生まれる面と二面性があります。広まって生まれる価値>希少価値とならなければ、省庁間の情報の共有は進まないでしょう。
ここで、広まって生まれる価値は一過性であることが問題となります。広がって利用されることで情報の価値が生まれますが、広まっていく過程で価値は徐々に逓減していきます。完全に広まりきったところで情報は役割を終え無価値となります。一方、隠しておくことで生まれる価値は価値を生む可能性にとどまります。期待値は時間がたっても目減りしないので、一定のままです。このため広まって生まれる情報の価値が非常に高くなければ、先の不等式を満たすのは困難となります。情報公開が進まない、あるいは縦割り行政が改まらない所以です。
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by eukaryo | 2008-02-15 11:11 | 社会
Excite エキサイト : 政治ニュース
大阪府知事の橋本サンが、選挙の際に公約に掲げた府の教育制度改革について、「机上の空論だった」と述べ根本的に見直す考えを示したそうです。
選挙の際に投票の判断材料となるのが公約です。当選後に公約を変えるのであれば、新しい公約をもってもう一度選挙をやり直すのが正当な手続きと思います。選挙民は変更前の公約に一票を投じているからです。しかし、出馬しないという前言をあっという間に翻してなんら恥じるところのない候補者に投票した選挙民ですから、公約の変更は織り込み済みというところでしょう。公約を破っても結果として府民にプラスになる行政を実現すれば良いという考え方もあるでしょうが、これでは結果オーライにすぎません。府民のためにならない政策を実行するリスクも等しくあるからです。今回のような公約破りの横行は長期的に見れば民主主義が空洞化する悪影響の方が強く出てくるでしょう。
これからの選挙民に求められるのは、インタンーネットで良く言われる、「嘘を嘘と見抜く能力」と言うことになるでしょうか。しかし選挙民は行政のプロではないので、公約の実現可能性を正しく見積もることが困難です。そこでマニフェストにより公約の達成度を検証して、次の選挙の際に判断材料とする必要が出てきます。しかしたいていの選挙において、マニフェストは提出されたということこそ話題になりますが、当選後に公約達成度の検証に使われたということが話題に上ることはほとんどありません。
このようにマニフェストも本来の使われ方をあまりしていないのが現状のままだと、今後は嘘と見分けにくい嘘をつく候補者が当選しやすい状況となってくるでしょう。現実に即しているが選挙民にはうま味の少ない公約を掲げる候補者は落選するでしょう。おいしい話だけれどあまりにも見え透いた公約だと嘘と見破られてしまいます。本当っぽくて選挙民にはおいしい嘘をつく候補者に投票するのは、選挙民にとって至極正しい行為と言えます。結果、嘘と見破りにくい嘘をつく候補者が当選しやすくなります。当選してしまえばこっちのもので、後は公約を破ろうが何をしようが、大したことではないと開き直ってしまえば一件落着です。
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by eukaryo | 2008-02-14 09:10 | 政治

国会議員は取替え可能

Excite エキサイト : 政治ニュース
衆院選岐阜一区の公認をめぐる野田聖子サンと佐藤ゆかりサンの争いですが、野田サンが岐阜一区に戻り、佐藤サンは東京5区に転出することで決着しました。
小選挙区制の下では各地の公認候補一人を政党が決定するため、今回の佐藤サンのように党の一声で鞍替えを余儀なくされることになります。地方の側から見ると、おらが村の先生を中央に送り込んで、道路なりなんなり、何らかの利益を引っ張ってきてもらうと言うことが制度的にできなくなってきたことを意味します。財政的な面から考えても今後、配るものは利益よりも不利益ばかりになるでしょう。
一方、党にとって国会議員はある法案を通すための一票に過ぎません。先の衆院選では郵政民営化法案を通すための票でした。票である以上、いくらでも交換可能です。今回の鞍替え劇はそのことをはっきりと示しています。
今後、国会議員は地元民からは不利益ばかりを持ち帰る役立たずと思われ、党からは交換可能な部品とみなされることになるかも知れません。よほど甘味がないと誰もやらなくなるでしょうか。
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by eukaryo | 2008-02-10 15:18 | 政治
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ポスト福田を伺う麻生太郎サンが、諸費税率を10%に引き上げた上で年金を全額税方式にすると言う案を掲げているそうです。当の論文を読んでいないので、このコメントはあくまでも新聞記事の内容に対する感想です。
自民党次期総裁の有力候補の一人である麻生太郎サンが、民主党の主張と同じ年金の全額税方式を掲げたとなると、次の衆院選がいつになるかまだ解りませんが、そのころには自民ー民主の対立軸が一つなくなっている可能性があります。年金制度を今後どうするのかについては大いに議論して欲しいところですが、いつの間にやら消費増税+税方式と言うのが既定路線になりつつある雰囲気です。
麻生太郎サンは消費増税について、引き上げた分の税金は将来国民に返ってくるいわば預かり金だから、政治が責任を持てば国民の安心につながると理解を求めているそうです。消費税に限らず税金はすべて、今までもこれからも、国民からの預かり金でしょう。今までは責任を持っていなかったと言うことでしょうか。それとも今までの年金制度は保険料方式だから、政治は責任を持っていなかったと言いたいんでしょうか。
要は責任の問題ではなくて仕組みの問題です。役人が税金の無駄遣いをし、本来の業務を果たさないのは、それが自分たちの利益になり、ペナルティーを負わなくても済むからです。その仕組みを変えない限り、税収がどれだけ上がっても無駄遣いが増えるだけでしょう。今後も年金に限らずいろんな分野で制度の改革が必要となりますが、何をやるにつけ公務員制度改革をセットで考えないと片手落ちということになります。
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by eukaryo | 2008-02-09 11:01 | 政治

役人vs役人OBの関係

Excite エキサイト : 政治ニュース
国交省が道路特定財源を原資として独立行政法人や公益法人に発注した500万円以上の事業が、すべて入札を経ない随意契約だったそうです。発注を受けた団体には国交省をはじめ中央省庁のOBが天下っており、道路予算を食い物にしています。
この状態が放置されていたことが驚きです。天下り先に税金を巻いて官庁OBが甘い汁を吸うという構図は、今まで散々指摘されていることですが、一向に改善されないところを見ると、今後も良くなる可能性は低いと思われます。悪を絶つには元からと言うことで、このままいけば税金そのものを止めるのが一番手っ取り早い気がします。
役人が天下り先にせっせとお金を巻くのは、次は自分の順番が来ると高い確率で期待できるからです。この期待値を0にしてしまえば、役人が天下り先を優遇するインセンティブがなくなります。天下りの完全な規制が有効な施策になる所以です。現役の役人と役人OBとの間で利益背反の構造を作ることが肝要になります。公務員制度改革についてはいろいろと考えられているようですが、現役の役人と役人OBとの間に共通の利益がある策はザルだと考えて良いでしょう。
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by eukaryo | 2008-02-08 17:27 | 社会
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和歌山県で県内の全39万世帯向けに揮発油税暫定税率維持を求めるチラシを配布しているそうです。チラシを製作したのは県トラック協会などで作る県道路協会で、県や農漁業、商工会など12団体の連名となっているそうです。
先日は冬芝国交相が、暫定税率維持を求める地方自治体首長全員の署名があると発言したのに対して、誤りであったと撤回し謝罪する件がありましたが、首長全員というのは誤りにしても、多くの地方で道路建設を続けてほしいと要望があるのは事実です。
先の参院選で自民党が大敗したのは、行き過ぎた新自由主義経済化により地方が疲弊し、それに対する異議申し立ての面があったと思います。それからあまり日も経っていない現在、民主党が地方の意向に反して暫定税率廃止を訴える構図になっています。
ところで直近の大阪府知事選では弁護士でタレントの橋本サンが勝利しました。橋本サンの政策はこれから具体化していくところですが、大阪の財政再建が最優先される以上、超緊縮財政により福祉は削られることになるでしょう。彼の信条としても新自由主義経済の更なる徹底を図るという方がよりマッチするように思います。
してみると民意は現状に対する異議申し立てと言うところに重点があって、大きい政府か小さい政府かと、新自由主義経済か福祉国家かとか、二者択一的な選択とはあまり関係ないのかも知れません。衆参ねじれて当然のような気もします。
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by eukaryo | 2008-02-07 10:00 | 社会