日々思うことをつれづれなるままに書いています


by eukaryo

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Excite エキサイト : 国際ニュース
北朝鮮が核計画の申告書を6カ国協議議長国である中国に提出した見返りに、アメリカは北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除に踏み切るそうです。
北朝鮮の非核化が進むのであれば結構な話ですが、実際の先行きはまだまだ不透明でしょう。ブッシュ政権の任期切れが迫っていることが、今回指定解除に踏み切った背景にあるようです。
日本に取って最も懸念されるのは拉致問題が置いてけぼりにされることです。拉致問題の進展がない状態での指定解除はないと再三言ってきましたが、再調査の約束だけであっさり指定解除となりました。気になるのが拉致被害者家族会の態度にあきらめムードが漂っていることです。福田政権になって以来、いろんな分野で小泉ー安倍路線の修正が進んでいるように思いますが、外交に関してもフェードアウト完了と言うことでしょうか。
昔から日本では自民党内の派閥争いが疑似政権交代の役割を果たしてきたと指摘されています。派閥の力は以前と比べれば確かに弱体化していますが、政治家とそれにぶら下がる役人の権力争いで政策が決まると言う構図は実は全く変わっておらず、ただ単に見えにくくなっているだけのように思います。政権交代に匹敵するほどの政策転換が、選挙も経ずになし崩し的に行われるのは健全な状況ではありません。有権者が政策決定に関与している自覚を持ちにくくなっていると思います。
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by eukaryo | 2008-06-27 13:20 | 政治

シグナルノイズ比の問題

Excite エキサイト : 社会ニュース
アイドルグループAKB48の公式サイトに殺人予告を書き込んだとして、東京都の無職少年が威力業務妨害の疑いで逮捕されたそうです。
秋葉原の事件以後、掲示板へ殺人の予告を書き込み逮捕される人が相次いでいます。多くはいたずら目的と思われますが、掲示板は不特定多数の人が集まる公共の場なので、そこで物騒な発言を繰り返せば通報されても仕方ないでしょう。
掲示板を見た人から通報を受けて警察が動いているようです。そこで重要になるのが情報の重み付けです。どの書き込みは犯罪性が高く、どの書き込みはいたずらなのか、掲示板には文字情報しか上がってこないので判断のしようがありません。結局、しらみつぶしに当たるしかありませんが、警察のリソースがいたずら目的の書き込みに食いつぶされてしまうのは考えものです。今は一罰百戒で沈静化を待つしかないでしょう。
今回の騒動はそのうち沈静化すると思いますが、ネット上の情報のシグナルノイズ比の問題は興味深いものがあります。ネット上の情報は量が膨大なので、探索の労力を上げれば上げた分だけ、得られる情報量は増えます。その中で有用な情報の量は一定でしょうから、シグナルノイズ比は0に近づくと思われます。
今回の件で言えば、秋葉原の事件以によって掲示板への注目度が上がった結果、今までは無視されていたような些細な書き込みも通報される可能性が上がります。監視者は不特定多数なので、注意を喚起するだけで得られる情報量は飛躍的に増加すると考えられます。沈静化が遅れれば、そのうち対処できないほどの量の通報に警察が悩まされることになるかも知れません。
最近、ネット上の情報を規制しようと言う動きが見られます。一部の人は過度の監視社会化を恐れたりしますが、偽情報の氾濫で対抗すると言う手が考えられるかも知れません。
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by eukaryo | 2008-06-24 14:17 | 社会

偽装続きで

Excite エキサイト : 社会ニュース
岐阜県の食肉卸売り会社「丸明」で、規格外の牛肉を飛騨牛と偽装して販売していた問題で、社長は偽装について会社は関知しておらず、”店長の判断でやったこと”、”現場で起こったミス”などと説明しているのに対して、従業員は社長から偽装の指示があったとして、両者の言い分が真っ向から食い違っています。
食品にまつわる不正はもはや見慣れた光景と化しつつあるようです。残念ながら食品の偽装は今後も続くでしょう。不正の発覚した業者をモグラたたき式に排除するしかありません。発覚する確率×ペナルティーの重さ>偽装で得る利益となるまで、発覚率を上げていく必要があります。
食品偽装もこれだけ続くと感覚が麻痺してきて、事件自体には驚かなくなってきますが、今回驚いたのは飛騨牛と飛騨和牛とが等級の違う別物だと言うことです。僕は寡聞にして知りませんでした。表示が細かく、しかも紛らわしく分かれていると、不正をやる側に好都合のように思いますが、何故このような表示方法が許されているんでしょうか。いっそ全国一律に等級を数字で表示する方が、シンプルで良いんじゃないかと思います。
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by eukaryo | 2008-06-23 16:30 | 社会

企業のエコ、政府のエコ

Excite エキサイト : 政治ニュース
7月7日から開催される洞爺湖サミットで、日本が地球温暖化対策として提案している「セクター別アプローチ」に対して肯定的な評価が明記されることになったそうです。
洞爺湖サミットでは地球温暖化対策が焦点の一つになっているようで、最近CO2排出量削減が良く話題になっています。いまや”エコ”と言えば企業にとっても重要な宣伝文句の一つで、環境に優しいと言う謳い文句の製品が巷に溢れています。
CO2の排出量を確実に今すぐ減らす方法の一つは、消費活動を抑制することでしょう。車に乗るのを止めればCO2の排出量は減ります。しかしこんなエコはいくら環境対策に熱心なトヨタでも願い下げでしょう。企業の言う”エコ”とは、自社の環境対策製品を購入してくれることに他なりません。結果としてCO2が減れば御の字ですが、それよりも製品が売れることの方が大事でしょう。
一方、政府にとっての”エコ”とは、許認可権限と予算のことでしょう。地球温暖化対策のためにはいろんな規制と施策が必要です。小泉政権以来、規制は緩和することが正義であり、予算は削ることが正義でした。しかし地球温暖化対策のためと言えば、規制や予算の措置に反対する人も減るでしょう。そう考えると道路財源を環境税化しようと言う話もなるほど合点がいくと言うものです。何かと旗色の悪かった国交省ですが、これからエコで巻き返しを図ると言うことでしょうか。
ことほど左様に同じ”エコ”を唱えながら、中身の食い違う企業と政府です。今はエコの周知を図るということで一致していますが、そのうち軋轢が生じてくるのではないでしょうか。
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by eukaryo | 2008-06-22 10:21 | 社会

ダイヤが乱れても

Excite エキサイト : 社会ニュース
昨日開業初の平日を迎えてダイヤの乱れなど混乱が夜まで続いた地下鉄副都心線ですが、今日は停電のためにダイヤが乱れているそうです。
地下鉄に限らず定時運行は日本の鉄道各社の誇りとするところだと思います。普段、慣れてしまっているので、列車は定刻に到着するのが当たり前であるかのように錯覚しますが、定時運行を維持する労力は相当なものと思われます。
社会のシステムが複雑化、高度化するにつれ、それを維持するだけでもかなりのコストがかかるようになります。既にインフラが整備された状態に慣れた現代人は、システム維持のためだけにかかるコストに対する認識を欠きがちです。何事も出来て当たり前と思うからです。このように見えなくなったコストは今後も増加すると思われますが、成長の飽和した社会で高コスト体質を維持できるのか不安になります。今回の副都心線のごたごたは、綻びが見え始めていることを示しているのかも知れません。
一方で今回のごたごたは定時運行が実は驚嘆すべきことであると再認識させてもくれました。東京メトロはダイヤ確保に努力すると反省しているようですが、いっそのこと今後もダイヤ乱れまくりで、列車が多少遅れても死にゃしないと言うことまで再認識させてくれた方が良いのかも知れません。
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by eukaryo | 2008-06-17 13:11 | 社会

橋本裁き

Excite エキサイト : 社会ニュース
大阪府庁の朝礼の際、男性職員の一人が給与カットについて「士気が下がった」と反発し、橋本府知事が「合わないなら職を変えて」とやり返す一幕があったそうです。
役人に求められる職能とは何かを考えると、それは決められたことを決められた通りにやる事務処理能力に他なりません。決められたことが妥当か、府民の利益になっているかを疑うことは、今までの彼らの仕事には入っていませんでした。予算案がどんなに理不尽で無駄遣いであろうと、決められた通りに執行するのが優秀な役人と言うことになります。
予算が逼迫してきた現在では、無駄な予算を執行する役人はもはや優秀ではなくなりました。役所の中にいる人は前提の変化に気づかぬまま、従来通り決められたことを決められた通りにやるのが優秀な役人だと思っています。その結果、仕事をこなしているのに給料が下がるとの錯覚が生じて不満が出てしまいます。前提が変わったのだと言うことを職員一人一人の意識に浸透させることが必要ですが、これはなかなか至難の技だと思います。いっそ中の人を総取っ替えする方が早いと思われます。そんな意識が「嫌なら辞めろ」発言に出ているように思います。
もうひとつ考えなければならない問題があります。従来の役人の仕事は決められたことを決められた通りにこなすことでしたが、役人がやることを決めていたのは誰でしょうか。予算案を決めていた府議会議員と言うことになります。予算の無駄遣いを放置してきた責任は逃れられないでしょう。府議会議員の給与もカットすべきではないでしょうか。
最後に予算の無駄遣いを放置した府議会議員を選んでいたのは誰でしょうか。大阪府民に他なりません。ここまできて責任の輪がぐるりと一周してします。恐らく今後、大阪府の行政能力は一時的に低下していくでしょう。そのことで不便を強いられるのは大阪府民に他なりません。府職員ー府議会議員ー府民のみんながペナルティを払う三方一両損の橋本裁きと言うわけですね。さすがです。
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by eukaryo | 2008-06-12 17:22 | 社会
Excite エキサイト : 政治ニュース
昨日、参院で首相問責決議案が野党の賛成多数で可決されたのを受けて、今日は衆院で内閣信任決議案が可決されるそうです。
僕は首相問責決議案は提出されることはないだろうと予想していたので、自分の不明を恥じていたところです。なぜこのタイミングなのか、民主党の狙いは何なのか未だに良く解りません。
党内の引き締めと選挙民の関心を引くためと思われますが、解散総選挙に打って出られる状態でないことは明らかなので、問責決議案が提出されたところでハナから無視されることは民主党も重々承知の助でしょう。むしろ、解散総選挙に追い込めない手詰まり感を際立たせる結果になるように思います。
支持もされていない総理が長々と政権の座に居座り、野党はそれを攻めあぐね、その間ねじれ国会は機能麻痺、こういう状態では選挙民のいらだちが募るばかりです。そこで政界再編論議を盛り上げようと言うハラなのかも知れません。
議員にとって選挙は相当なストレスでしょう。逆風となればなおさらで、政界再編で風向きが変わることを期待しているセンセイは与党の中に相当数いると思います。一方の野党も寄せ集め集団で、どう見ても相容れない考えの人たちが同居しているので、再編話が盛り上がってくればそれに乗ってくる人たちも一定以上出てくるでしょう。
今回の問責は、民主党内で自民党との相乗り路線に走る勢力を牽制し、対決姿勢を際立たせる意味合いがあると指摘されたりもしていますが、むしろ再編論議を高めるためなのかも知れません。選挙は政界再編で世間の目線が変わってからと言うことでしょうか。
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by eukaryo | 2008-06-12 09:42 | 政治

規制と安全の天秤

Excite エキサイト : 社会ニュース
秋葉原の無差別殺傷事件ですが、犯行の経緯の詳細や、犯人の人物像、動機などについていろいろな情報が出てきています。
このような事件が起こると、原因を究明して再発防止を図ろうと言う意見が出てきます。個別の案件について原因を究明することは無意味ではありませんが、ある個人が犯行に至る経緯は複雑で、心の中の出来事を完全に理解することは不可能な上に多くの不確定要素を含むので、ある割合で社会に対して攻撃性を抱く人物が出現すると言う以上のことは理解できないと思われます。
銃刀法の規制を強化しようと言う動きも見られます。不必要に殺傷能力の高いナイフについて規制を強化するのは賛成ですが、これも根本的な解決策にならないことは、同様の事件を包丁でも起こせることから明らかです。
不特定多数の人間が集合する都市では、無差別的な攻撃に対する脆弱性を不可避的に抱えます。これを完全に0にしようとするには、監視や規制を際限なく強化していくしかありません。結局出来るのは規制と安全を秤にかけることだけです。何をどこまで規制した時に安全性がどれくらい高まるのか、冷静に検討していく必要があると思います。
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by eukaryo | 2008-06-11 09:26 | 社会

不利益の分配

Excite エキサイト : 政治ニュース
橋本大阪府知事が「大阪維新プログラム案」を発表したそうです。それによると私立学校への助成は削減される一方で、医療費助成の削減は見送りとなったそうです。
大阪に限らず今後様々な自治体で財政難から公共サービスの削減が行われるでしょう。利益の分配から不利益の分配へと政治の仕事が変わっていきます。
不利益の分配が厄介なのは、ヒトに目の前の不利益を回避する傾向があるからです。現在の小さな不利益によって将来の大きな不利益を避けられると、いくら理屈で説明されようとも、目の前の不利益を回避する誘惑には抗い難いものがあります。誰でも不利益を被るのは避けたいところですが、一つ一つの案件について多数決に諮っていては手間がかかりすぎます。すべての公共サービスを一律にカットすれば不公平感は減りますが、現実的とは言えません。
不利益の分配は、理屈での説得は困難、多数決では手間がかかると言うことで、どうしてもトップダウンの鶴の一声でやるしかありません。そこで問題になるのが恣意性の問題です。合理的な説明もなく、自らの意思を反映する機会もないまま不利益を被るとなれば、当事者にとってすべては運任せと言うことになります。政治はますます遠い存在となり、政治不信は増すばかりでしょう。
不利益の分配と違って利益の分配で恣意性があまり問題とならないのは、利益の場合、実際の利益だけでなく、利益に対する期待だけでも効果を持つからです。期待だけで利益が実現する期限までの時間稼ぎは可能となります。
このような利益と不利益の非対称性のため、不利益の分配はより困難となります。実現するためには知恵が必要で、橋本サンには良い知恵を出してがんばってほしいと思います。
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by eukaryo | 2008-06-06 13:04 | 政治

政権交代の幻

Excite エキサイト : 政治ニュース
民主党は首相に対する問責決議案を今国会で提出する方針を固めたそうです。自民党との対決姿勢を鮮明にすることと、民主党内の引き締めが狙いのようです。
問責決議を出したところで法的な拘束力はないので、首相に無視されればそれまでです。その場合、総選挙に追い込めない民主党の手詰まり感を露呈してしまうので、結局ポーズだけで実際に提出されることはないだろうと思っていました。
今回、提出に踏み切ったのは、民主党と自民党の接近に対して民主党の幹部が危機感を持ったことが原因のようですが、ちょっと前は党首自ら大連立を謀っいたことを考えると、なんだか滑稽な感じがします。
対決姿勢と言ったところで、自民党も民主党も目指すところは小さな政府で一致している訳で、違いは些末な点にしかありません。そのうち融合するのが自然な流れと思われます。旧社会党系の人など、どうしても自民党的考えと相容れない人は抜けていくでしょうが、勢力としては小さいでしょう。二大政党による政権交代など所詮は幻想にすぎず、そのうち自民党系の大政党が一つと、有象無象のミニ政党と言う構図になるのではないでしょうか。
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by eukaryo | 2008-06-05 10:24 | 政治