日々思うことをつれづれなるままに書いています


by eukaryo

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二大政党と言う幻

Excite エキサイト : 政治ニュース
民主党を離党し、新党「改革クラブ」への参加を表明していた姫井由美子参院議員ですが、提出していた離党届を撤回し、「改革クラブ」に参加しないことを表明したそうです。民主党幹部による説得工作が功を奏したようです。
政界再編に向けて事態が動き始めるかとも思われましたが、民主党からの離反者もこれ以上は広がらず収束に向かうようです。しかし選挙が近づくにつれ動きが再び活発化する可能性もあります。
次の選挙では政権交代の可能性も十分あると思われます。二大政党による政権交代が繰り返し起こると、政策論争が活発化するとか、政権の腐敗を防止できるとか、何かと良いことがあると言われています。しかし、今の自民党と民主党では二大政党による政権交代は実現できないと思われます。
自民、民主ともに保守からリベラルまであらゆる立場の人たちを中に抱えています。以前の政界再編の動きを見ても、今回の騒ぎを見ても明らかですが、政治家はどちらの政党に属するかを自らの政治信条によらず任意に選ぶことが出来ます。自民、民主の勢力が拮抗してくると、そこから少数の離脱者が出た場合、その離脱者と組んだ政党が過半数を占めます。二大政党の勢力が拮抗すればするほど、離脱者の数は少なくて済みます。簡単のために自民党251、民主党249の状況を考えましょう。自民党からわずか二人が離脱して民主党と組めば、大勢は逆転します。
政治信条によらずどちらの政党でも選べるとなれば、離脱の敷居は非常に低くなります。政治は権力争いのゲームなので、自分が物事の決定権を握れると言う誘惑に抗して政治家を政党に留まらせておくには、それに見合う大きな見返りが必要となります。それほど大きな見返りを与えることは困難になっていくでしょう。今後も自民、民主の勢力が拮抗していよいよ二大政党が実現すると思われたところで離脱者が出現すると言う事態を繰り返すのではないでしょうか。
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by eukaryo | 2008-08-30 12:57 | 政治

細分化

Excite エキサイト : 政治ニュース
民主党の参院議員、渡辺秀央、大江康弘、姫井由美子の3名が同党を離党し、無所属の荒井広幸、松下新平参院議員と新党を結成するそうです。
民主党は党首選なしで小沢サンの3選が確実となり、反小沢の方達には居心地が悪くなったようです。民主党としては一枚岩を印象付けたかったところでしょうが、出端をくじかれた格好です。一方の自民党も上げ潮派と増税派の対立を抱えており、選挙が近づくにつれ政界再編の動きが活発化すると思われます。
社会が複雑化するにつれて、利益の分配方法も複雑化します。様々な立場の人の間で利益が背反するため、局所的、短期的には利益を最大化できても、大域的、長期的に見れば利益を損なうケースが出てきます。利益集団の代表たる国会議員の立ち位置も複雑化していくため、政党と言う大きなくくりでこれを分類することは不可能となるかもしれません。国防や税制、社会保障と言った個別の案件を軸とした多次元空間内のベクトルのように捉えることしか出来なくなるでしょう。
国会議員の数は増えずにその立ち位置が細分化していけば、利益を一にする団体に所属する構成員は減ります。当然、それぞれの団体が全体に与える影響力は小さくなります。一方、役所の方は相変わらず省庁ごとに一枚岩なので、影響力の小さくなる国会議員を尻目に、ますます好き勝手し放題となる危険があります。これに対抗するには省庁の方も細分化するしかありません。役人の数は増やさず、省庁の数を増やしていけば、全体のパイは増えないので、各省庁同士の利益は背反します。相互にチェック機能が働くと期待できます。
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by eukaryo | 2008-08-28 17:32 | 政治

隣は何をする人ぞ

Excite エキサイト : 社会ニュース
太田農相の事務所費問題で、事務所として登録されていた秘書官宅の隣に住む経済学者が、事務所としての実体のないことを自身のブログ上で明らかにしたそうです。たまたま秘書官宅に住んでいたのが経済学者であり、ブロガーとしても有名だった池田サンで、秘書官は池田サン宅の大家でもあるそうです。
池田サンのブログによると、この秘書官宅で家族以外の人が出入りしたのを見たことがない、マイカー以外の車を使っていた形跡がないなど、事務所の実体がまるでないことが明かされています。
事務所費の問題は安倍政権の頃から問題になっており、今更な感じすらしますが、ブログによって真相が暴露されたところが目新しいところでしょうか。今回はたまたまブロガーとしても高名な経済学者が隣に住んでいたのが運の尽きだった訳ですが、誰でも情報発信できるインターネットの力が発揮されたと見ることも出来ると思います。
誰でも情報発信できる現在の環境では、情報の確からしさが問題となります。この戯れ言ブログと、経済学者の記名ブログとでは情報の信頼度が雲泥の差であることは言うまでもないでしょう。情報リソースが分散していると言う利点を、情報の不確かさが相殺してしまっているのが現状です。秋葉原無差別殺傷事件後から、通り魔予告の書き込みが問題となっていますが、木を隠すのは森の中のたとえ通り、不確かな情報の洪水で有益な情報を飲み込むことも可能でしょう。
尤もらしさによって情報を仕分けする必要があります。尤もらしさがまるで未知の状態から、情報の確からしさを推定する技術の開発が待たれます。そのような技術により、一億総記者の時代が開かれるかも知れません。
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by eukaryo | 2008-08-27 17:46 | 社会

選挙民もやかましい

Excite エキサイト : 政治ニュース
「消費者がやかましい」発現で物議を醸したばかりの太田誠一農相ですが、秘書の自宅を事務所として届け事務所費や人件費を計上していたことが発覚したそうです。事務所費などの内訳については今後明らかにするとしており、本人は問題ないとの認識のようです。
事務所費の問題は安倍内閣の時にさんざん騒がれましたが、未だにこんなことで指摘を受けてしまうとは脇が甘いと言うかなんと言うか。事務所費についても「選挙民がやかましいから気をつける」と言いたいところでしょうか。って書きたかっただけです。
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by eukaryo | 2008-08-26 12:31 | 政治

不安を感じられる能力

Excite エキサイト : 政治ニュース
内閣府の「国民生活に関する世論調査」によると、日ごろの生活に対する不安を「感じる」とする回答が70.8%となり、81年以来はじめて7割を超えたそうです。不安の内容としては老後の生活設計が57.7%で最多だったそうです。
バブル後の不況のころはデフレで物価も下がっていましたが、ここにきて賃金は上がらないまま、原油や食料品の高騰が始まりました。生活に対する不安が高まるのも頷けます。
原油にせよ食料品にせよ、外的要因の影響が大きいので、日本国内でできる対策は限られています。動物実験によると、避けられない電気刺激を与え続けられたラットは、次第に逃避行動を放棄してなすがままの状態になるそうです。これは電気刺激を避けようと努力しても無駄であるということを学習してしまうからで、”無力感の獲得”と呼ばれます。人間のうつ状態とも関連すると考えられているそうです。外的要因による物価高騰になすすべもない庶民も、今まさに無力感を獲得しつつあるのかもしれません。
今の状況なら生活に不安を感じる人が増えるのは当然で、むしろ不安も感じなくなってしまったときが危険な状態と言えます。考えてみれば今までが楽観的に過ぎたのかも知れません。資源の何もない国で、食料自給率は4割そこそこで、石油も食料もあるのが当然と考えるほうがどうにかしています。少子高齢化が世界に類のない速度で進んでいる中で、老後は年金だけで悠々自適と思えるほうがどうにかしています。
大いに不安を感じて、問題を解決するために知恵を絞るべきでしょう。
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by eukaryo | 2008-08-17 09:57 | 社会
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東欧におけるアメリカのミサイル防衛計画ですが、ポーランドに迎撃ミサイル基地を設置することでアメリカとポーランドが基本的に合意したそうです。ポーランドは基地受け入れの見返りとしてパトリオットミサイルの常駐配備を要求していたそうですが、アメリカ側が譲歩したようです。合意を急いだ背景にはロシアのグルジアに対する軍事介入の問題があるようです。
アメリカが推進するミサイル防衛構想ですが、北朝鮮のテポドンミサイルの射程圏にある日本にとっても人ごとではない問題です。北朝鮮については相変わらず核兵器の話題が大きく扱われていますが、核兵器はミサイルに搭載できなければ、日本にとって当面の脅威とはなりません。むしろテポドンをどうするかと言う問題を考えなければなりません。
この際、日本はアジアにおけるミサイル防衛に関して積極的に一躍を担うと言う考え方はどうでしょうか。日本がミサイル迎撃能力を持つことに、中、露、韓国などは当然警戒感を抱くでしょうから、アジア上空を飛行するミサイルは、アジアから発射されたもの、アジアに向けて飛来するもの問わず全て破壊するとしたらどうでしょう。日本の技術力を持ってすれば、アジア全域にわたりミサイルを無能力化してしまうくらいのミサイル防衛網を構築できるのではないかと夢想します。撃たれたミサイルのみを迎撃すると言うことで専守防衛の理念にも叶うと思うのですが、いかがでしょう。
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by eukaryo | 2008-08-15 14:28 | 国際

得票1/2を目指して

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自民公明両党の執行部が、臨時国会で大型補正予算案を提出するよう福田総理に圧力をかけているそうです。福田総理は新テロ特措法の再可決のことも考え、9月初旬には国会を召集したい考えですが、、公明党は景気対策を最優先課題と考え、召集時期についても9月中旬以降へ先送りすべきとの考えのようです。
先の内閣改造で目玉となった麻生幹事長ですが、公明党の考えに同調する姿勢のようで、景気対策にも乗り気のようです。選挙になれば公明党の支持母体である創価学会の支援が欠かせないとの思惑も働いているようです。
公明党は福田サンでは選挙で戦えないと踏んでいるんでしょう。福田サンに財政出動を迫って、応じれば良し、応じなければ袂を分かつ口実にするのでしょう。泥舟で一緒に沈没だけはご免被ると言うことでしょう。
福田サンの印象が悪いところは何事も追いつめられて仕方なくやっているように見えるところです。先の内閣改造の時もそうでした。景気対策も公明党に尻を叩かれてやっているように見えるところが問題です。公明党に良いようにやられているように見えるのは自民党支持者にとっても悪影響を及ぼすでしょう。一方の公明党は確固たる支持母体はあるし、勝ち馬に乗れば良いだけの話です。
自民党の取れる策は民主党と同じ政策を打ち出すことです。2大政党制の下、自民と民主の区別がつかなくなれば、得票は限りなく1/2に近づいていくでしょう。大敗することはありません。後は公明党と手を組んだ方の勝ちとなります。
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by eukaryo | 2008-08-14 15:28 | 政治
Excite エキサイト : 国際ニュース
南オセチア自治州の軍事衝突ですが、ロシア軍はグルジアへの攻撃を続行し、なおも戦線を拡大しているそうです。グルジアの中部のゴリをロシア軍が制圧したとの情報も入っているようです。
日本の自衛隊は冷戦華やかなりし頃、ソ連の北海道侵攻を想定していました。冷戦が終わった今となっては、このシナリオが実現する可能性は低くなったと思われます。しかし、中露に取って日本は太平洋に進出する際の関所のような存在となります。今回の武力衝突はロシアが相変わらず軍事大国で、自国の利益のためならその行使も辞さないと言うことを再認識させます。資源も何にもない国だから、陸上侵攻はあり得ないと高をくくってい本当に良いものか、心配になります。
今回の南オセチアの件に関しては米露の思惑がぶつかっているようです。アメリカの疲弊と中露の台頭で、世界はますます多極化していくようです。中米露の間で如何にパワーバランスを取っていくのか、日本に取って舵取りの難しい局面を迎えていると思います。
アメリカべったり一辺倒で切り抜けられなくなってきているのは明らかでしょう。やはり外務省の立て直しが急務だと思います。それと大局的な視点で政策を構想できる政治家も必要です。金メダルの水泳選手に国民栄養賞で支持率アップなど、オリンピックにうつつを抜かしている場合でないことは確かでしょう。
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by eukaryo | 2008-08-12 09:26 | 国際
Excite エキサイト : 政治ニュース
内閣改造後の新執行部が、次期臨時国会での新テロ特措法の延長問題について、再可決による延長に慎重な姿勢を示しているそうです。タンカーの護衛など給油以外の支援策を検討するようです。
最近、中国の毒物混入ギョーザ事件や、アメリカ原潜の放射能漏れなど、外務省大丈夫かよと思わせる出来事が続いているように思います。その他にも6カ国協議やWTOドーハラウンドなど、外交の場で日本は存在感を示せずにいます。
外務省の無能力化が実は想像以上に進んでいて、もはや外交政策を遂行する能力を失っているのではないかと心配になります。今回の給油問題も国内の政局にばかりかまけて対応を誤ると、国益を大きく損なう結果になりかねません。
外務省に限らず中央省庁の劣化が進行しているように思いますが、外務省は直接国益に関わる問題を扱うことが多いだけに、早急に立て直しを計って欲しいところです。それにしてはこの件に関して政治家サイドの危機感はそれほどでも無いようで、先の内閣改造でも高村外務大臣はすんなりと残留でした。しかし外務省を立て直すのに適任な人材は果たして誰なのかと考えると、もしや誰もいないのではないかとこれまた心配になります。
毒をもって毒を制すということで、田中眞紀子外相再登板ってのはどうでしょう。あまりにもりスキーでしょうか。それぐらいの破壊力が必要なほどに事態は深刻と見ていますが、いかがでしょう。
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by eukaryo | 2008-08-09 23:43 | 政治
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福田総理が与謝野馨経済財政担当相に景気悪化に対応するための対策を策定するよう指示したそうです。対策の財源のために補正予算案の提出も視野に入れているそうです。
小渕総理の時にも景気対策で積極的に財政出動しましたが、その反省から小泉改革路線に舵を切ることになったと思います。小泉構造改革の眼目は、硬直的で生産性の低い産業分野に対して規制緩和により競争を促し、国際競争力を取り戻すと言うことだったと思います。その成果で経済成長を実現できたと言うふれこみでしたが、景気が悪くなってきた今になって見ると、一次産業の脆弱性は温存され、製造業は人減らしで利益を上げているだけ、サービス産業は生産性の低いまま、政府の税金無駄遣いも相変わらと言うことが解ってきます。結局、「構造」は改革されておらず、アメリカの好景気に引っ張ってもらっていたのが、サブプライムでこけたと言うだけのことでしょう。
今回景気悪化への対策と選挙への配慮で再び大盤振る舞いとなったところで、選挙後にはその反省から緊縮財政、増税へと舵を切ることになると思われます。小渕→小泉の時と同じ構図ですね。「構造」は改革されないままのところも同じでしょうか。
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by eukaryo | 2008-08-04 13:18 | 社会